日本において人気・実力共にNo.1のミュージカル劇団といえば、何といっても劇団四季でしょう。日本で唯一、専用劇場をもつ劇団で、CATS、オペラ座の怪人、ライオンキングなど、長年にわたるロングラン公演を続けています。
四季の演目は、ブロードウェイの日本語版、というイメージが強いですが、李香蘭や鹿鳴館など、ドラマ性の強い、オリジナル作品や、子供向けミュージカルも多く発表しています。
次に人気を博しているのは、東宝がプロデュースするシリーズです。 マイ･フェア・レディやレ・ミゼラブルなど、帝劇の舞台で繰り広げられる大作ミュージカルです。出演者も有名な俳優やアイドルが起用されることが多く、商業的要素を多く含んでいます。生演奏で舞台も壮大ですが、その分チケットもお高いです。
また、宝塚歌劇団は兵庫県という地方から出た劇団ですが、今や東京に進出し、大勢の強烈なファンを有する人気劇団です。代表的な人気作は「ベルサイユのバラ」です。
その他の人気劇団には、「天草四郎」など民族伝統や歴史的素材を題材にしたミュージカルを多く演じるわらび座、パワフルな音楽劇を演じる音楽座、ミュージカル座、ファミリー向けミュージカルを全国各地で上演している、劇団目覚時計などがあります。
日本はアメリカと比べて、劇場の条件もよくないし、小規模なミュージカルに関してはまだまだの部分が多いですが、劇団はがんばってます。