タップダンスの起源は古く、アフリカの民族ダンスや、イギリスおよびアイルランドの木靴のダンスなど諸説あります。これらがアメリカ南部の奴隷たちの間で交じり合い、発展して、19世紀初めには「バック・アンド・ウイング」「クロッギング」などの、皮底の靴で音を出して踊るダンスが生まれました。これがタップダンスの前身です。
やがて、アメリカの舞台公演で、金属板を底に取り付けた靴を履いて踊られるようになりました。この金属板が「タップ」と呼ばれており、タップダンスの語源となっています。
最近ではリズム重視で、いろいろなジャンルの音楽とセッションすることも多く見受けられるようになりました。北野たけし監督の座頭市では下駄タップが話題になりましたね！
時にはファンクで時には優雅、時にはたまらなくかっこいい･･･。いろいろな魅力を持ったダンスです。クラッシックバレエのように高尚でなんだかとっつきにくい感じもなく、フラメンコのように眉間にしわを寄せながら深刻に踊る必要もなく、満面の笑みで音楽とダンスの楽しさを表現できます。
また、他のダンスと違って、自分自身が音を出す楽器にもなれて、音楽と一体になれます。
そして、タップダンスの最大の魅力は、いくつになってもできる！ということです。サーミーデイビスJr.をはじめ、おじいさんになっても軽やかにダンスを踊っている有名人がたくさんいます。うまくなればなるほど無駄な力を使わずに踊れるようになります。さあ、自分の年齢なんて気にせずに始めてみましょう！